理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「植物の発芽と成長」2授業目〜

植物の発芽と成長

 1授業目をまだ見ていない方は、「理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「植物の発芽と成長」1授業目〜」を御覧ください

<水、土、日光は発芽に必要なのかな?>

板書案

復習をする

C:前の学習のふりかえりをしましょう

C:はい

C:Aさん

C:はい。前の課題は「発芽するには、何が必要なのかな?」です

T:そうだね。みなさんから出た意見はなにがありましたか?

C:水

C:土

C:日光

T:そうですね。ほんで、この3つが発芽のために必要なのかを調べるために実験方法を考えましたね。実験方法を考えるうえで大事なことは何だっけ?

C:条件制御です

T:条件制御って何?

C:調べたい条件は変えて、他の条件は同じにするです

T:そうだね。

T:でね、なんとしばらくたって、結果が出ました!

C:お〜

T:ということで、今日は結果をもとに、考察をしていきましょう。では、今日の課題はどうしますか?

C:水、土、日光は発芽に必要なのかな?

T:じゃあ、それでいこう

ということで本時の課題として「水、土、日光は発芽に必要なのかな?」に決まりました。

水の結果を観察し、考察の書き方を確認する

T:じゃあ、水から行こうかな

C:はい

T:水ありと水なしはこうなりました

C:お〜

T:結果をメモするよ

C:はい

T:みずありは?

C:発芽した

T:そうだね。水無しは?

C:発芽しなかった

T:そうだね。そしたら、今回この結果から考察を書きます。

C:はい

T:そしたら、考察の書き方は大丈夫?

C:うーん

T:じゃあ、考察の書き方を教えるね。もしあれならノートの表紙の裏面にメモしてね

〇〇だった。このことから、△△と分かった

C:できました

T:この〇〇には、何が入るかというと、結果が入ります。ほんで、△△には課題に対するあなたの考えを書きます。

T:理科って、不思議を真実に変える教科だから、考察って言うのは要するに真実がどうだったのかをかく場面になります。ほんで、そのときはやっぱりなんでそれが真実だと言えるのかも知りたいので、結果を根拠としてかくんだよってことになります

C:わかりました

T:そしたら、水の場合をかいてみようか。まずは、結果なんだけどなんてかけばいい?

C:みずありは発芽して、水無しは発芽しなかった。

T:そうだね。このことから?

C:水は発芽には必要だとわかった。

T:そうだね。発芽しなかったのはなんで?

C:水がなかったから

T:そうだね。ほんで、水があったから発芽できてるってことは、水は必要だねって理科では考えるよってこと。じゃあ、繋げて読んでみて。せーの

C:みずありは発芽して、水無しは発芽しなかった。このことから、水は発芽には必要だとわかった。

T:ばっちりですね。

土の考察をする

T:じゃあ、今度はどっちをみたい?

C:土

T:じゃあ、土ありと土なしです

C:お〜

T:じゃあ、結果を書くよ。つちありは?

C:発芽した

T:土なしは?

C:発芽した

T:そうだね。じゃあ、考察を書いてみて

C:はい

C:できました

T:もっておいで

C:はい

T:いいね。

C:できました

T:いいね

T:じゃあ、そろそろいいかな?

C:はい

T:まずは、結果をかくんだよね。だからなんてかけばいい?

C:土ありは発芽し、土なしも発芽した。

T:そうだね。じゃあ、このことから

C:土は発芽に必要ないとわかった

T:そうです。土が必要っていうのは、土がなかったら発芽できないよってことです。でも今回は土があっても土がなくても発芽したってことだから、土はあってもなくてもいいってこと。だから、必要ないっていえるということになります

C:はい

日光の考察をする

T:じゃあ、最後は?

C:日光

T:ですね。じゃあ、日光ありと日光なしです

C:え〜

T:じゃあ、結果を書くよ。日光ありは?

C:発芽した

T:日光なしは?

C:発芽した

T:そうだね。じゃあ、考察を書いてみて

C:はい

C:できました

T:もっておいで

C:はい

T:いいね。

C:できました

T:いいね

T:じゃあ、そろそろいいかな?

C:はい

T:おとなりさんと確認

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Aさん

C:日光ありも日光なしも発芽した。このことから日光は必要ないとわかった。

T:そうです。日光が必要っていうのは、日光がなかったら発芽できないよってことです。でも今回は日光があっても日光がなくても発芽したってことだから、日光はあってもなくてもいいってこと。つまり、日光は必要ないっていえるということになります

C:はい

まとめをする

T:じゃあ、今日のまとめはどうする?

C:水が発芽には必要である

T:そうですね

といって本時のまとめとして、「水が発芽には必要である」と書きました。

T:じゃあ、ふりかえりをしましょう

C:はい

C:できました

終わりに

 今日は、考察の書き方を教えられたのが大きいかなと思います。自分は型を使わせることは賛成派なんです。まずは、理想をしっかり教える。そして、いつかはそれを使って、自分の手で真実をはっきりさせていってほしいなと思います。

 また、水が必要で、土や日光は必要ではないっていうのもみんな納得していました。やっぱり自分飲目で確認するというのは大事だと思います。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「植物の発芽と成長」3授業目〜をご覧ください。また、考察の書き方についてもっと詳しく知りたい方は、「理科専科はどう考える?! 〜考察と型〜 」を御覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました