理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「太陽の光」3授業目〜

太陽の光

 まだ2授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「太陽の光」2授業目〜をご覧ください。

<はね返した日光が当たったところは温かくなるのか?>

板書案

復習する

T:前回はどんな勉強をしましたか?

C:光はどのように進むのかについて調べました。

T:そうだね。どんなことがわかったの?

C:光はまっすぐ進むです

T:そうだね。じゃあ、今日はこの続きからするね

問題を把握し、課題を掴む

T:今日は、3枚の写真をもってきました。

C:なんだろう?

T:1枚目

T:2枚目

T:3枚目

T:比べてみて気づいたことはないかな?ペアで相談

C:できました

T:おしえて

C:日光が当たったところは明るいです

C:日光を重ねるほど明るくなります。

T:そうだね。そしたら、今日の問題なんだけど・・・そっくり真似して書いてね

問題 明るさだけでなく温かさもはねかえす?

C:できました

C:え〜どうだろう?

T:ノートに予想を書いてみて。はいかいいえでいいよ。できる人は理由も書いてみて

C:できました

T:はいだと思う人?

C:はい

T:いいえだと思う人?

C:はい

T:はいの人の理由は?

C:なんか日光の特徴について、明るさと温かさについて出てて、明るさを跳ね返すなら温かさも跳ね返すと思ったからです

T:じゃあ、いいえの人の理由は?

C:なんか、鏡で熱とかは吸収されそうな気がするからです

T:なるほどね。

C:え〜どっちなんだろう

T:今日は、これについてはっきりさせようね。じゃあ、今日の課題はどうする?

C:はね返した日光が当たったところは温かくなるのか?

T:じゃあ、それにしよう

ということで本時の課題として、「はね返した日光が当たったところは温かくなるのか?」に決まりました。

実験方法を確認する

T:そしたら、実験方法を確認しようか

C:はい

T:まず温度について調べていくので、何を使うかというと

C:温度計

T:そうだね。ちなみに、温度計はどこで温度を感知するかというと

C:えきだめ

T:ですね。

T:ほんで、こんなふうな実験をしようと思います

C:なんか、鏡で日光をはね返して、温度計に当ててるね

T:じゃあ、手順を言っていくね

C:はい

T:まずは、まとをつくり、日光を当てる前の温度を調べます

C:はい

T:これが基準になるわけですね。次に、1枚の鏡で3分間当て、温度がどうなるか調べます。

C:はい

T:もし、温かさもはねかえすならどんな結果になるかな?

C:日光を当てる前よりも温度が上がっている

T:そうだね。温かさは跳ね返さないならどんな結果になるかな?

C:日光を当てる前と温度はおなじになる

T:ですね

T:その後、2枚で3分間当てて温度を調べます。さらに、3枚で3分間当てて温度がどうなるかもやります。はいって答えた人たち的には、もし鏡の枚数が増えていったらどうなると思う?

C:2枚よりも3枚のほうが温かくなると思います。

T:なんで?

C:2個分よりも3個分のあたたかさを跳ね返すことになるからです

T:なるほどね。じゃあ、いいえって答えた人たち的にはどんな結果になると思う?

C:2枚も3枚も温度は同じだと思います

T:なるほどね。

T:こんな実験をして、真実がどうなのかをはっきりさせようねってことになります。何か質問はありますか?

C:ないです

T:わかりました。そしたら、これがワークシートね。ノートに貼ってください

C:はれました

T:あと、今回見るポイントは何かな?

C:温度

C:鏡の枚数

T:なるほど。じゃあ、それらに注目して見てみようね

的を作り、振り返りをする

 その後、的づくりをしました。作り方は簡単で、段ボールの側面に温度計を指し、テープで固定するといったものです。本番では、できた段ボールをガムテープで壁に貼ろうと思います。

 そして、「もう時間きたし、実験は次回やろうね。じゃあ、振り返りをかいてね」といって振り返りをさせました。

終わりに

 シンプルだけど意外性がある問題だと子どもたちは、楽しがります。今回で言えば、明るさは目で見て分かるけど、「温度は?」と尋ねられると「うーん」となるのがこれに当たると思います。そして、予想を交流する中で「真実はどうなんだろう?」となります。こうなれば、調べたくなるし、すごい理科って楽しいなと思うようになると思います。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「太陽の光」4授業目〜をご覧ください。

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