理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「天気の変化」1授業目〜 

天気の変化

晴れと曇りはどうやって区別するのかな?

単元のゴールを掴む

T:今日から新しいところに入ります。タイトルは「天気の変化」です。書きましょう

C:できました

T:みんなは、どの天気が好き?

C:晴れ!

C:晴れ!

C:曇り!…

T:そうか、晴れが多そうだね。晴れ選んだ人はどうして晴れが好きなの?

C:晴れたら外で遊べるから。

C:野球ができるから。

T:確かに、旅行とかでも晴れているときのほうが嬉しいよね。

T:じゃあ、曇りの人は?

C:あつくなくて過ごしやすいから

T:なるほどね。

T:ちなみに、みんなは明日が晴れるかどうかって当てることはできる?

C:無理です!

T:え〜そうなん。でも、君たち明日は晴れとか言ってない?

C:それは、天気予報で言ってるからです

T:なるほど!

T:でもさ、天気予報士はなんで明日の天気とか、もっといえば1週間後の天気とかわかるんだろうね?

C:たしかに

T:実は、今日からやる「天気の変化」っていうのを学ぶと、君たちは明日とか1週間後の天気が予想できるようになります。もちろんぼん先生はできます

C:え〜すごい

T ということで、単元のゴール「天気予報士になって、明日や1週間後の天気を予想しよう」と書きましょう

C できました

1時間後の天気は?

T:じゃあね。まず、はじめに晴れとかくもりとか雨ってどうやって区別しているかわかる?

C:雨は雨がふったら雨です

T:正解!じゃあ、はれと曇りは?

C:太陽が出ていたらはれ!

C:雲で太陽が隠れていたらくもり

C:確かにそんなイメージがある

T:それ実は⋯

T:ブーです

C:え〜

T:じゃあ、まずはそこからやね。ということで今日の課題は?

C:晴れと曇りはどうやって区別するのかな?

T:じゃあ、それでいこう

ということで、本時の課題として、「晴れと曇りはどうやって区別するのかな?」に決まりました。

晴れと曇りはどうやって区別するのかを知る

T:さっそく答えをいうんだけど

C:はい

T:晴れか曇りは、「雲の量」で判断をします。キーワードは何?

C:雲の量

T:そう。じゃあ、テレビ見てほしいんだけど、お空全体を10だとしたら、この写真は雲の量いくつけ?

C:0

T:そうだね。お空全体を10としたら、雲の量は0だと思います。これは晴れです

T:じゃあ、これは?

C:10

T:そうだね。お空全体を10としたら、雲の量は10だと思います。

T:ほんでこっからメモしてね

晴れ⋯空全体を10としたとき、雲の量が0〜8の場合

くもり・・・空全体を10としたとき、雲の量が9〜10の場合

雨・・・雨が降っている場合

C:できました

T:ということになります

T:じゃあ、これは、はれ?曇り?雨?

C:はれ!

T:なんで?

C:空全体を10としたとき、雲の量が5くらいだから

T:そうだね。じゃあ、これは?

C:くもり

T:なんで?

C:空全体を10としたとき、雲の量が9くらいだから

T:そうだね。ちなみに、雲の量が8のときは、こんなかんじらしい

C:へえ!

T:ということで、晴れかくもりかを判断するには、何に注目すればいいの?

C:雲の量!

T:ということになります

T:ちなみに、今のここの天気は何やと思う?

C:曇り

T:ですね!

曇りのときの雲と、雨の時の雲を比べる

T:でね、あともう一個覚えといてほしいのが、雲には、雨を降らせる雲と雨を降らせない雲があるということです。

T:2枚の写真をもってきました

C:はい

T:Aが雨を降らせる雲、Bが雨を降らせない雲になります。比べてみてどうけ?ペアで相談

C:できました

T:おしえて

C:はい

T:Aさん

C:はい。Aの雲は、色が黒とか灰色っぽくて、Bの雲は、色が白っぽいです。

C:同じです

T:そうだね!色に注目するとぜんぜん違うよね

C:はい

T:つまり、雲がこの辺あって、今雨が降っていなくても、Aみたいな雲だったら・・・

C:雨がふるかもしれない

T:ということだね

まとめをする

T:そしたら、まとめをするよ。まずは、晴れか曇りを判断するには何に注目すればいいの?

C:雲の量

T:どんな場合晴れって判断するの?

C:空全体を10としたとき、雲の量が0〜8の場合

T:じゃあ、曇りは?

C:空全体を10としたとき、雲の量が0〜8の場合

T:ほんで、いちおうのため、雨は?

C:雨が降った場合

T:だね。あと、黒とか灰色っぽい雲だったらどんな天気になる可能性が高いの?

C:雨

T:ですね。ということで、雲の量や色、雨の有無に注目しながら天気は判断をしてください

C:はい

といって、本時のまとめとして、「晴れは雲の量が0〜8、曇りは雲の量が9〜10、雨は雲が9〜10で黒っぽい色をしている」と書きました。

雲の様子を観察し、スケッチする

T:じゃあ、残った時間で、スケッチをしましょう。今から、晴れ、曇り、雨のときの空の様子を見せるから、そっくり真似して書いてね

C:はい

T:なんか、電柱とか山はざっくりでいいよ。そのかわりに、雲の量や色にこだわってスケッチしてね

C:はい

C:できました

T:じゃあ、振り返りをしてね

C:はい

C:できました

終わりに

 今日の授業でつけたい力は、それぞれの天気のとき、雲の様子がどうなのかを理解することです。雲の量や雲の色とかに気をつけながら、判断してくれたらいいなと思っていて、それがちゃんと落とせたと思います。

 続きが気になる方は、「理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「天気の変化」2授業目〜」を御覧ください。 

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