まだ6授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「流れる水のはたらき」6授業目〜をごらんください
<川の水による災害から生命を守るために何ができるのかな?>
板書案
ふりかえりをする
T:前回はどんな勉強をしたかというと?
C:川の水による災害にはどのようなものがあるのかについて調べました
T:どんな災害があったかというと
C:人や木が流される
C:防波堤が壊されて洪水がおきる
C:どろがたまる
C:道路が削れる
T:などがありましたね。
T:じゃあ、今日は何をするかというと…台風のときと同じように
C:災害から生命を守るには?
T:そうだね。それについて考えてみようね。じゃあ、今日の課題は?
C:川の水による災害から生命を守るために何ができるのかな?
T:じゃあ、それにしよう
ということで本時の課題として、「川の水による災害から生命を守るために何ができるのかな?」に決まりました。
土地が変化するメカニズムを確認する
T:じゃあ、ちょっと土地が変化するメカニズムを思い出してほしいんやけど・・・
T:まず、大雨が降るよね。すると
C:水の量が増える
T:すると
C:水の速さが速くなる
T:すると
C:水の働きがおおきくなる
T:すると
C:土地が変化する
T:だよね。でね、このどっかに対策をしないといけないよってことね
災害から生命を守る方法を確認する
T:でね、まずは水の量を減らすための工夫ね。これです
C:ダムだ!
T:ダムっていうのはどんな場所かというと?
C:水を貯める場所
T:そう!つまりこれがあると、水が一気に流れるのを防げるっていうこと
T:水の量が減れば、水の速さは…
C:ゆっくりになる
T:だよね
T:ほんでね、水の働きを抑えるための工夫もあるよ。たとえば、これ!
C:コンクリートだ
T:コンクリートがあるとなんで水の働き抑えられるの?
C:コンクリートは土よりも硬いから、削れない
T:そうだね。つもり3つの水の働きのうちどれを防いでいるかと言うと
C:浸食
T:ということだね
T:他にもこんなのあるよ
C:なにこれ?
T:これは砂防ダムといいます。
C:?
T:これ特徴的なのは、ここどうなっている?
C:平らになっている
T:平らになっていると何がいいんだと思う?
C:あ!平らだから砂とか石がここで止まるんだ
T:そう!傾きが小さいと堆積の働きは大きくなるから、土や石がここで止まってくれるんだ。土や石が止まるとどの災害が防げるかと言うと
C:あ〜土砂が流れ込むのを防げるのか
T:そう。だから、砂を防ぐダムで、砂防ダム!
C:なるほど
T:こんなのがあるんだよ。でも、これでも防げないときもあるので…私達1人1人が命を守る行動をしないといけないんだよ。そのときに役立つのが、これ。
C:ハザードマップだ
T:そう。これはやったね。洪水の範囲とかがわかるよ
T:あと、これ!
C:ニュースだ。
T:そう。警報とかがあるから、そういうのをキャッチして適切な判断を下すことが大事だよってことだね
ふりかえりをする
T:じゃあ、きょうのふりかえりをしてね
C:できました
T:まあ、基本的にはこの土地が変化するメカニズムのどこかに関係していると思うからそういう視点で災害の対策を見るといいのかなと思います
C:はい
終わりに
教科書ってそれぞれの対策が独立しているように見えるので、いかに既習と結びつけるのかを大事にしました。こうやって考えれば、例えば「上流で川を2本にすればいい。こうすれば1本あたりに流れる水の量が減って、川の量を抑えられる」といった意見が出るかもしれないじゃないですか?
その後、「でも、自然に影響が出るかも」「それなら…」といった感じで、ぼん先生にも思いつかないようなすごいアイディアが出る子がいてくれたら、よりよい社会になるかもしれませんね。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「流れる水のはたらき」8授業目〜をご覧ください。
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