<車を動かそう>
車のキットを見せる
「今日は、これをもってきました」という一言で始まりました。出したのは車のキットです。もうこの時点で子どもたちは大喜びです。そこで、「じゃあ今日はキットを組み立てて、車を動かしてみよう」と声をかけました。そして、課題は「車を動かそう」になりました。
キットに名前を書かせる
1授業目は、はっきり言うとキットの準備がメインです。まずはじめに行ったのは、名前を書かせることです。進め方は…
T:じゃあ、マッキーだして
C:だしました
T:袋から全部出して
C:出しました
T:大きい青い車体みつけて
C:みつけました
T:じゃあ、ここに名前書いて
C:書けました
T:袋にいれて
C:いれました
T:じゃあ、つぎ、タイヤ4つ出して
C:出しました
といった感じです。名前は全ての部品に書かせます。理由は、なくした時に誰のものか分かるようにするためです。
キットを組み立てる
それができたら、次は組み立てです。
T:集合
C:集まりました
T:まず、これとこれを出して。こんな風に組み立てるよ
C:なるほど
T:やってみて
といった感じです。言葉で説明するより実際の姿を見せたほうが絶対にはやいです。もちろんスムーズにできる子とできない子がいるので、「おしえてあげてね」と伝えます。このとき、「代わりにやるのではなくやり方を教えるんだよ」と言います。「代わりにやったら、その子は一生自分で組み立てられないかもしれないよ。それは優しさじゃないよ」というふうに伝えます。
キットの車を動かす
全員ができたことを確認してから、「じゃあ、車を動かしてみて」と言いました。子どもは大喜びです。しばらく時間をとったあと、全員を集めました。そして、「じゃあ、レベルをあげるよ。手などで触れずに車を動かすことはできますか?」と伝えました。
子どもたちは少し考えます。「じゃあ、ペアで相談」と言いました。「確かに!それならできる」と子どもたちは大盛りあがり。「教えて」と言いました。すると、「風の力を使えばできます」との声。
そして、自由にやらせてみました。多くの子は息でフーっとしていました。その後、下敷きを出してあおぎだす子も出てきました。さらに、「先生、この帆みたいなやつつけていいですか?」との声も出てきて、「説明書みながら帆をつけてもいいよ」と伝えました。こうしてたくさん風で車を動かす経験をさせたのでした。
終わりに
いっぱい風の力で車を動かす経験をさせれたので自分としても満足でした。最後は、「風をつかうと物を動かすことができるよね。次の理科では風の力についてやっていくよ」と言って終わりました。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「風とゴムのはたらき」2授業目〜をご覧ください
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