まだ7授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「植物の発芽と成長」7授業目〜をご覧ください
<本当に、子葉のデンプンは使われて無くなってしまったのかな?>
課題を掴む
まず初めに子どもたちと次のようなやりとりをしました。
T:じゃあ、みんなで読みましょう。せーの
C:子葉の中に養分があり、その後、その養分が本葉の成長に使われたから
T:今って子葉がしぼんだ理由を調べていて、これが君たちの仮説だったんだよね
C:はい
T:じゃあ、前回はどんな勉強をしましたか?
C:前回は、実験方法を考えました
T:そうだったね。どんな実験すればいいかというと
C:しぼんだ子葉にヨウ素液をかけてみて、色が変わらなかったらデンプンが使われたと言えます
T:じゃあ、今日は何をするの?
C:実験!
T:そうだね。考察までしっかりいってね
T:じゃあ、今日の課題は?
C:本当に、子葉のデンプンは使われて無くなってしまったのかな?
T:じゃあ、それにしよう
ということで、本時の課題として「本当に、子葉のデンプンは使われて無くなってしまったのかな?」が決まりました。
実験の準備物を確認する
その後、子どもたちと次のようなやり取りをしました。
T:実験するために何が必要かな?
C:しぼんだ子葉
C:ペトリ皿
C:ヨウ素液
T:だね
T:ほんで、一応比べられるようにインゲン豆の種子も置いとくね。
T:なにか質問ありますか?
C:ないです
T:じゃあ、はじめてください
実験し、考察する
そして、子どもたちに実験をさせました。実験自体は、すぐに終わりました。その後、気づいたことをノートに書かせました。
T:気づいたことは?
C:しぼんだ子葉は、少しだけ青紫になりました
T:インゲン豆の種子と比べたら…
C:色のこさが全然違った
T:じゃあ、インゲン豆のしぼんだ理由はなんだとおもう?ノートにかいてごらん
といって、考察を子どもたちに書かせました。子どもたちからは
・インゲン豆のデンプンが使われたから
・しぼんだインゲン豆にヨウ素液をつけた結果、青紫になった量がすくなくなったため、インゲン豆のデンプンがつかわれたからである
・しぼんだインゲン豆にヨウ素液をつけた結果、青紫になった量がすくなくなったため、インゲン豆のデンプンが植物の成長につかわれたからである
といった意見がでました。
まとめをする
その後、動画や教科書で確認をして、「子葉にはデンプンがあり、そのデンプンが植物の発芽や成長につかわれたからしぼんだ」とまとめを書きました。そして、振り返りを書かせ、復習プリントをさせ、終わりました。
終わりに
今回の授業は、かなりポンポンいきましたね。それは、なにをやるのかといった見通しをしっかり子どもたちがもっているからですね。考察の書き方もだんだんできるようになってきてました。苦手な子は、良い考察を見ることが大事だと思っています。だから、書き終えた子は他の子の考察を見るように指導しています。ちょっとずつちょっとずつ。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜5年「植物の発芽と成長」9授業目〜をご覧ください。
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