理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「チョウのかんさつ」4授業目〜

チョウのかんさつ

 まだ3授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「チョウのかんさつ」3授業目〜をご覧ください。

<チョウの蛹はどんなすがたをしているのかな?>

課題を掴む

 まず初めに次のようなやり取りをしました。

T:前回はどんな勉強をしましたか?

C:チョウの卵や幼虫の観察やスケッチをしました。

T:チョウの卵ってどんな姿をしていましたか?

C:形はとうもろこしみたい、色は黄色、大きさは1mmです

T:そうだったね。じゃあ、幼虫は?

C:形は細長くて、色は黄緑で、大きさは5mmです。

T:そうだね。

T:実は、あれから数日間経って、変化が見られたよね

C:はい、さなぎになっていました。

T:そうです。実は幼虫の後は、さなぎという状態になります。

T:じゃあ、さなぎはどんなすがたをしていますか?

C:黄緑で、なんか尖っていた気がする

T:絶対合ってるんだね?

C:絶対かはわからないです

T:じゃあ、今日の勉強で自信満々になりましょうよ

T:ということで、今日の課題は?

C:チョウの蛹はどんなすがたをしているのかな?

ということで、本時の課題である「チョウの蛹はどんなすがたをしているのかな?」に決まりました。

観察の視点を確認する

 その後、ワークシートを配り、説明をしました。

T:まず、日にちと名前をかいてね

C:できました

T:じゃあ、ここには何を書けば良い?

C:チョウのさなぎのかんさつ

T:そうだね。まずはなんの観察かをかかないとだめだもんね

T:ここは?

C:絵

T:じゃあ、ここは?

C:色、形、大きさ

T:そうだね。それが見るポイントだね

T:ここは気づいたことを書くんだけど・・・色・形・大きさ以外で気づいたことを書く場所ね

T:何か質問ある?

C:ないです

気づいたことを発表する

 その後、チョウのさなぎを観察したり、スケッチしたりしました。そして、気づいたことを発表させました。子どもたちからは…

・形は、横から見たら山みたいでした。

・色は黄緑

・すじが入っていました

・黄色い線が入っていました

・大きさは3cmくらいです

・白い糸で蓋にくっついていました

といった意見が出ました。

そして、「色形大きさ以外で、幼虫のときと比べて大きく違うところはありませんか?」といってペアで相談をさせました。すると…

・うごいていない

・餌をたべない

といった意見がでました。

 そして、まとめとして、「チョウの卵は、〇〇です。チョウの幼虫は、〇〇です。この〇〇をうめてごらん」といって、子どもたちに任せました。子どもたちは、色形大きさに注目しながら、まとめていました。

終わりに

 今回は、気づいたことを書かせるときに工夫をしました。それは、「色形大きさ以外で、幼虫のときと比べて大きく違うところはありませんか?」と発問したことです。3年は、「比べる」がポイントだと思うので、いろいろな視点から比較できるようになればいいなと思います。

 続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「チョウのかんさつ」5授業目〜をご覧ください。また、合わせて理科専科が見方・考え方を解説! 〜『比べる』とは〜もご覧ください。

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