まだ3授業目を見ていない方は、先に理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「チョウのかんさつ」3授業目〜をご覧ください。
<チョウの蛹はどんなすがたをしているのかな?>
課題を掴む
まず初めに次のようなやり取りをしました。
T:前回はどんな勉強をしましたか?
C:チョウの卵や幼虫の観察やスケッチをしました。
T:チョウの卵ってどんな姿をしていましたか?
C:形はとうもろこしみたい、色は黄色、大きさは1mmです
T:そうだったね。じゃあ、幼虫は?
C:形は細長くて、色は黄緑で、大きさは5mmです。
T:そうだね。
T:実は、あれから数日間経って、変化が見られたよね
C:はい、さなぎになっていました。
T:そうです。実は幼虫の後は、さなぎという状態になります。
T:じゃあ、さなぎはどんなすがたをしていますか?
C:黄緑で、なんか尖っていた気がする
T:絶対合ってるんだね?
C:絶対かはわからないです
T:じゃあ、今日の勉強で自信満々になりましょうよ
T:ということで、今日の課題は?
C:チョウの蛹はどんなすがたをしているのかな?
ということで、本時の課題である「チョウの蛹はどんなすがたをしているのかな?」に決まりました。
観察の視点を確認する
その後、ワークシートを配り、説明をしました。
T:まず、日にちと名前をかいてね
C:できました
T:じゃあ、ここには何を書けば良い?
C:チョウのさなぎのかんさつ
T:そうだね。まずはなんの観察かをかかないとだめだもんね
T:ここは?
C:絵
T:じゃあ、ここは?
C:色、形、大きさ
T:そうだね。それが見るポイントだね
T:ここは気づいたことを書くんだけど・・・色・形・大きさ以外で気づいたことを書く場所ね
T:何か質問ある?
C:ないです
気づいたことを発表する
その後、チョウのさなぎを観察したり、スケッチしたりしました。そして、気づいたことを発表させました。子どもたちからは…
・形は、横から見たら山みたいでした。
・色は黄緑
・すじが入っていました
・黄色い線が入っていました
・大きさは3cmくらいです
・白い糸で蓋にくっついていました
といった意見が出ました。
そして、「色形大きさ以外で、幼虫のときと比べて大きく違うところはありませんか?」といってペアで相談をさせました。すると…
・うごいていない
・餌をたべない
といった意見がでました。
そして、まとめとして、「チョウの卵は、〇〇です。チョウの幼虫は、〇〇です。この〇〇をうめてごらん」といって、子どもたちに任せました。子どもたちは、色形大きさに注目しながら、まとめていました。
終わりに
今回は、気づいたことを書かせるときに工夫をしました。それは、「色形大きさ以外で、幼虫のときと比べて大きく違うところはありませんか?」と発問したことです。3年は、「比べる」がポイントだと思うので、いろいろな視点から比較できるようになればいいなと思います。
続きが気になる方は、理科専科がズバリ授業案を公開! 〜3年「チョウのかんさつ」5授業目〜をご覧ください。また、合わせて理科専科が見方・考え方を解説! 〜『比べる』とは〜もご覧ください。
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